おいC~ミカンの見分け方

おいC~ミカンの見分け方

おいC~ミカンの見分け方静岡県の尾奈にある「カネカみかん狩り園」っつーところにビタミンCを取りに行ってきました。
ここで興味深い発見をしたので報告します。

みかん食べ放題お土産つきで「1100円」
さてこの価格設定について考察しようかと・・・

元を取ろうと意気込んで20個は食おうと思っても・・・そんなに食えない。(一人当たり平均7つ)
食べ放題に関する管理はなし、かばんにつめようと思えば簡単に詰められる状況。
お土産として10個入りの「三ケ日みかん」がもらえる。
スーパーでの三ケ日みかんの価格は「10個580円(ダイエー調べ)」
一見、とてもリスキーなビジネスのように見えます。
スーパーの末端価格で考えると19個で元をとれる商売だからです。
しかしそうじゃない。
スーパーに出荷するには、ある程度のみかんの選別が必要。傷物などは農協に卸せない。
みかんの収穫の際、人件費がかかる。
末端から考えると、出荷できるみかんは「1個当たり15円~20円」だろう。
と考えられます。
「みかん狩り」と題して、食べ放題にすれば、

お客さんが選んで食べるわけで・・・
そこに多少の選別はあるでしょうが、うまくいけばプロの目からみた「悪いみかん」をお客様に自発的に食べてもらうことが出来ます。
たとえば、「甘いみかんの定義」知っていますか?

実は肌がきれいなみかんほど、甘くないのだそうです。
表面がごつごつしているモノほど甘味が多い。
僕も含め、「形がきれいなものがおいしいはずだ」という先入観があるので、皆当然のように形のきれいなみかんを取る。
ですから、みかん狩りでは、「喜んで!」甘くないみかん(カタチがきれいなみかん)を食べてもらえる。
というメリットがあるんです。

話が飛びましたが、数字の話をします。
原価を高めの20円に設定しても、1100円をお客さんがペイしようとすると・・・
なんと55個のみかんを取る必要があります!
土産でもらえるのは10個ですから、45個をその場で食べられなければ、
元を取ることは不可能。なんですね~。
行けばわかることですが、45個食べる人はマレです。(0,1%ぐらいじゃないですか?)
このビジネスモデル、すごいのはそれだけじゃない。
なぜなら「出荷するのが本業」だからです。
利益は本業でしっかり成り立っているにもかかわらず、
副業的にできるという点があります。
つまり、極論みかん狩りに全く人が来なくても・・・問題なし。
豆腐を作ったときに「おから」を売るような、そーんな商売なんですね~。。。
めちゃめちゃ勉強になった「みかん狩り」でした。

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